原田知世

 原田知世と聞くと、コーヒーの宣伝か、この作品を思い出します。コーヒーの方は、男声人気俳優にバトンタッチした格好ですが、この「時をかける少女」は、古くはNHKの夕方「少年ドラマシリーズ」でやっていたものをリメークしたものだと思います。
 私も少年時代には、このシリーズを楽しみに毎日過ごしていました。この作品ばかりではなく、色々と面白い作品を放映していたと思いますが、今となってはこの作品だけがとても印象に残っています。なぜかというとタイムトラベルものだったからです。時間を越えて往き来するという設定が、なんとも不思議で興味をそそる内容でした。
 時空を越える手段としては、昔の名作「タイムマシン」などでは、大きな機械が登場し、ぐるぐる回転して飛んでいくイメージでした。大型機械の他にも様々にタイムスリップのスタイルがあります。椅子に座って光りを浴びて飛んでいく「12モンキーズ」や車でスピードを出して飛んでいく「バック・ツー・ザ・フューチャー」や小さな楽器のケースのつまみを回すもの(題名忘れ)、写真を見て念じる「バタフライ・エフェクト」など、多くの種類があります。
 アインシュタイン相対性理論ではありませんが、空間がゆがんでいて時空を越えることは可能ではないかと思うようなところがあります。ですから、このようなタイムスリップものが大変人気がでるのだと思います。
 この「時をかける少女」では、ラベンダーの香りをかぐことで飛ぶことができる設定でした。その設定がありふれているけれども単純で分かりやすく、身近に感じてドキドキしながら見ていました。映画では、原田知世さんが主題歌も歌い大ヒットしています。
 女優として人気絶頂のころ、お姉さんもよくテレビに出ていたように思います。石田姉妹もそうですが、お姉さんの方がテレビ露出が多かったように記憶しています。それからは、コーヒーの宣伝でお見かけする程度でした。
 声もルックスもいいので、是非又素晴らしい作品に巡り会って活躍してほしいです。

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